
楽器の日ライブ

インタビュー:宮地太鼓
宮地太鼓 小林太郎さんへのインタビュー
Q.今日のライブの感想を聞かせてください
A.まず、晴れてよかったです。お客さんもたくさん来ていただいて、町の活性化につながったのではないかと思います。
Q.お茶の水のまちに対してどのような印象をお持ちでしょうか?
A.楽器屋さんがとても多く、音楽のまち、あとはスポーツですかね。私は楽器もスポーツも好きなのでちょくちょく遊びに来ています。
Q.今日は6月6日、楽器の日です。小林さんにとっての「楽器」とはなんでしょうか?
A.音楽業界でもこの日に楽器を習い始めると大成すると言われています。6歳の6月6日に始めるということですね。楽器というのは小さいころから気が付いたらそばにあるもの。楽器が自己表現のためにあればそれはとても良いことだと思っています。
Q.皆さんの和太鼓を扱うには筋力が不可欠だと思うのですが、筋トレなどはやっていらっしゃるのですか?
A.筋トレはほとんどやっていません。ただ、太鼓を扱うのに持久力は必要なのでとにかく太鼓を叩いています。そうすると自然と筋肉がついてくるんです。プロテインも飲んでいません。
Q.宮地太鼓さんはどのようなグループなのでしょうか?
A.宮地楽器の和太鼓教室の教師で集まっています。正式名称は『宮地太鼓PRO』です。今日は3人でしたが、全員で7人です。
O.シンバルを使った演奏がありましたね
A.あれは一応和楽器なんです。また、シンバルでも太鼓に合うシンバルと合わないシンバルがあるので使うときは音色を確かめています。
Q.今日のライブでは様々な太鼓が登場しましたが、どのくらいの種類を扱っているんですか?
A.ピンキリです。今日持ってきているもので最大3尺。大きさで変わってくるのと、あとは紐でしばってあるかどうか。また、牛革か馬革か。締め太鼓という小さい太鼓も締め具合によって音が変わってきます。出会った太鼓が運命かなみたいな!(笑)


インタビュー:tricolor
tricolorさんへのインタビュー
Q、ライブが終わっての感想を聞かせてください。
A、御茶ノ水の街は、もともと音楽の街、というイメージがあり、自分たちもよく通っていた場所。そんな場所で演奏ができて楽しかった。また、あんなに御茶ノ水"駅"の目の前で演奏する機会というのもなかなかないと思う。
お客さんも音楽が好きな方たちが多く、その雰囲気が、伝わってきた。
Q、御茶ノ水のイメージを教えてください。
A、楽器の街。御茶ノ水といえば楽器。
また、奥のほうに行ってみると、スポーツ用品店がたくさんある。趣味の街、という印象がある。アクセスがよい、というイメージもある。
Q、あなたにとって楽器とは?
A、テンションが上がるもの。"楽しみオーラ"を発しているというか...自分たちがアイルランド音楽だからしれないが、楽器を通して交流して、言葉が通じなくても関係性が広がる、ひとつの言語という感じもする。
昔、街で、全く知らないおじさんがコードを弾いていた。その曲を知っていて、親近感がわいた、という経験がある。
また、楽器には個体差があるのが面白い。それぞれにキャラクターがある。単純に、いい楽器を買ったからそれがいい、というわけでもない。安く、使い古された楽器を弾いて、これはこれでいいな、と思うことがある。模擬"人"という感じ。音を、だすものだから、なおさら人に例えられる気がする。
Q、tricolorはいつ結成されたんでしょうか?
A、6年前の春。もともと、それぞれが、アイルランド音楽をしていて、きっかけがあり、一緒に活動するようになった。
Q、tricolorさんの考える、普通の音楽とアイルランド音楽との違いは?
A、もともとダンスの音楽で、軽やか、というのはそこからきている。自分が好きなのはユニゾン、同じメロディーをみんなで弾き、成立するところ。役割分担がない。逆に、誰かが誰かを出し抜こうとすると成立しない。みんなで会話をしているような...あるときはみんなが聞く側に回って、言いたいことがあるときは、それを言う、という感じ。
Q、トークショーではどんなことをお話されたんでしょうか。
A、フィドルに焦点をあてて話をした。(注、フィドルとは、ヴァイオリンを指す名称)ヴァイオリンがなぜアイルランド音楽でフィドルと呼ばれているのか、など。また、始めたくてもなかなか勇気がでない、という人たちに対しても、始めるきっかけになればいいなという思いがあった。
インタビュー:SOULGAUGE
SOULGAUGEさんへのインタビュー
Q1本日のライブの感想をお聞かせください。
磯貝さん「お店の入り口に近いとこでライブができたので、人が集まってくれて、気持ちが高まりました」
井草さん「仲のよかったヴィレッジヴァンガードさんでライブができて、よかったです。」
Q2御茶ノ水のイメージを教えていただけますか?
磯貝さん&井草さん「楽器屋さんや古本屋さんが多いイメージですね。あそこまで楽器屋さんが多いのはすごいですよね。」
Q3あなたにとって楽器とは?
井草さん「コミュニケーションツールであり、お客さんとつながる手段。」
磯貝さん「あまり歌が得意ではないので、自分を表現するには欠かせないもの。」
Q4曲のアレンジはどちらが行っているのですか?
井草さん&磯貝さん「そうですね…曲によりますね笑」
Q5グループ名であるSoulgaugeの由来とは?
井草さん&磯貝さん「もともとSoulの音楽が好きで、Gaugeとはギターの弦のことです。
Q6今回のアルバムにかける意気込みは?
井草さん&磯貝さん「カバーということで、原曲を壊すくらいの勢いでやりつつも良いところは残していきたいですね。」
Q7楽譜を見ないで演奏していますが、どうしたらそこまで息を合わせられるのですか?
井草さん&磯貝さん「ずっと2年くらいやってるから、息が合うのかもしれないですね。最近は余裕ができてきて、遊び心も出てきました。」
Q8これからの活動の方針は?
井草さん&磯貝さん「これからもストリート中心で、お客さんとの距離感を近くしてやっていきたいです。
インタビュー:ka2ya.k,ヨッシー
インタビュー:ka2ya.k,ヨッシー


ka2ya.kさん(以下k)とヨッシーさん(以下ヨへのインタビュー
Q.本日のライブの感想は?...
k 御茶ノ水というのは今までに何度も行ったことがあるのですごく懐かしい感じがあって、そこで歌えるということがまず1番嬉しかったです。まあ天気だけがちょっと心配だったんですけど(笑)人もたくさん来てくれたしすごく楽しく歌えました。
ヨ 御茶ノ水は毎月2.3回来てて懐かしいどころか現役なんだよね(笑)だから、そんなところでギター弾くんだーみたいな(笑)たくさんお客さんもいて非常に楽しかったです。
Q.「御茶ノ水」という町にどんなイメージを持っていますか?
k 楽器街。学生がギターを持ってうろうろしている、みたいなイメージがすごく強いですね。でもあまり、こういう(音楽の)イベントをやっているっていうのは知らなくてただ楽器を売っている街っていうイメージが強かったです。また、自分がこういうイベントにでてみるとまた印象も変わってきますね。
ヨ 俺は駿台(予備校)行ってたし、あとはカレー屋さんとか本屋さんとか古本屋さんとか色々あるから学生時代からすさまじく来てる町。今も塾の講師をやってるからちょいちょい三省堂とかにも来るんだよね。その帰りに楽器屋さん寄って、誘惑に負けそうになったり...(笑)俺の必要なものが全部集約されてる町。だから、なんだろう...庭(笑)
Q.6月6日は楽器の日ということでお二人にとって楽器とは?
k 自分を出せる仲間みたいなものですね。
ヨ 一言でいうなら彼女。だってギターって抱っこして弾くじゃないですか!(笑)ギターも複数持ってますけど
それぞれ名前をつけてます。
Q.曲を作るときはどのような環境で作られていますか?
k.曲を作るときの情報を得るために映画を見ることが多いですね。たくさんの映画を見ていろんなものが蓄積されていってそれを吐き出したいなって思っているときにギターを弾いてると曲が生まれてきたり。わりとリラックスしているときが多いですね。
ヨ 歩いているときとか車を運転しているときに曲がフッと降ってくることが多いですね。曲からできてくるんですけど詞はなかなかでてこない。でもなにか周りで事件が起きてそれにワッとショックを受けてると詞が書けてるってことが多いですね。
Q.これからの活動予定は?
k 去年はとにかくライブをやってきたので今年はライブハウスでのライブじゃなくて今日みたいな普通の場所、人がいっぱいいるところで歌っていければいいなと思っています。
ヨ 6月の21日に下北沢のWAVERでライブをやり、8月30日に高田馬場の四谷天窓でヨッシー企画のイベントをやる予定です。音楽全般としては飲食店で例えればマックやデニーズみたいになるつもりはなくて好きな人が好きに聞きに来る、でもライブハウスはいっぱいになります。みたいなスタンスでやっていきたいですね。

Q、本日のライブの意気込みをお願いします。...
A、今、生の音楽が流れる場所というのは、コンサートホールやライブハウスといった、充実した音の環境が整っているところ。街角でBGMが流れていることはあるが、生の演奏を街角で、いうのはなかなかない。街角で生の音が流れているのがいいな、と思った。そこからさらに、普通音楽が流れない場所で音楽が流れる、というのもいいのではないかと思った。例えば焼鳥屋や居酒屋、病院で、うちでも演奏をやってよ、というところがあれば、面白い。
自分たちから行くのではなく、地域の人たちに、「学生さんたちは何をやっているんだろう」と興味をもってもらい、頼りにしてもらう。歯車のひとつでもい
い。見つけてくれる人が、いると思う。
常識では起こり得ない思っているところを壊して、インパクトを与えれるようなことがあればいい。
キッチンカロリーは、自分たちの時代からあった。当時、ハンバーグライスはごちそう。jazzの活動をしてギャラが入ったとき、そのお金が部費になる前にキッチンカロリーに行き、ハンバーグライスを食べた。ここから生まれた絆、味わった洋食の味が、後々の自分の栄養になっている。そのお返しをしたい、という思いがあった。
Q、御茶ノ水という街に対してどのようなイメージをお持ちですか。
A、自分たちが学生の頃は大学紛争の時代。学生の半数ぐらいが、政治に関心があった。大人のことを嫌っていた訳じゃない。国のことを思う自分、というのかな。ファッション、大人に反抗、というような感じもあった。
御茶ノ水は、日本のカルチェラタン。大学3、4年生の頃は、ストで学校が封鎖されていた。そんな中、御茶ノ水の人たちは学生を応援した。学生がうごめいていて、息づいている、学生が引っ張っているといった印象。まぁ、本当は大人たちが引っ張っているんだけど(笑)
書店も多く、文化度の高い街。学生たちが入りやすい、リーズナブルな店もある。たとえ自分たちが損をしたとしても「この値段だったらどうだ!」というような大人たちがいる。学生を応援する商店街。いろんなメリットを求めて、大人たちと付き合っていた。
卒業後、しばらく自分の仕事だけをしていたが、10年ぐらい前に戻ってきて改めて見回したら、こんな面白い街なんだな、と。
今の学生は、授業が終わったらこの街に残らない。根付かない、生息しない。そんな中で、学生とふれあえる道場があればいいな、という思いがあってできたのが、明大町づくり道場でもある。
Q、あなたにとって楽器とは?
A、家族、相棒、伴侶みたいなもの。自分は、楽器がないと成り立たない仕事をしている。楽器がなければ 曲はつくれない。楽器様、という感じ。楽器は、鍛えれば鍛えるほどこたえてくれる。1週間ほど弾かずに、改めて弾くと、指が痛い。楽器に「ほらな」といわれている感じがする。毎日さわって、磨かなければいけない。
いい楽器というのは手作り。作った人の、念がはいっていて、すごくパワフル。作り手の思いが入っている楽器は、弾き手の背中を押してくれる。自分がすごくうまいギター奏者になったような気分にしてくれる。
いい音、というのは、弾き手の自信になる。
インタビュー:宇崎竜童

